akiranaruse

主として古事記や日本書紀を通じて日本神話を紹介していこうと思っていますが、それだけではなく、”やおよろず”の名が示す様に様々な事を取り上げていくつもりでいますので、どうぞごひいきの程よろしくお願いします。

神々の伝承

豊雲野神(とよくもののかみ)

2021/10/10  

豊雲野神とは? 古事記・日本書記共に出現する神になります。国之常立神(国常立尊)により地が定まった後に、「豊かな実りと雨をもたらす雲のある野原」から神格化したとされる「豊雲野神」が出現した事により、人 ...

神々の伝承

国之常立神(くにのとこたちのかみ)

2021/6/23  

国之常立神とは? 「古事記」では神世七代の第一代で出現した神で性別のない独神としています。 「日本書紀」では天地開闢の際に一番最初に出現した神で男神としています。その他の伝承でも一代または二代で出現し ...

古事記を読む

伊邪那岐・伊邪那美|神々を生む

2021/8/12  

神々を生む  伊邪那岐命と伊邪那美命は国生み(その範囲はどうしても当時のヤマト朝廷の勢力下であった西日本が中心)によって大八嶋国と六つの嶋を生み終える所まで見てきました。  今回は、二神は生んだ嶋の上 ...

日本書紀を読む

巻第一神代 上|天地開闢 

2021/6/22  

そこで、やおよろずラボ「日本書記を読む」では、古事記との対比をしながら日本書記を見ていこうと思います。 天地開闢  「古事記」と同様に天と地が生まれ、そこに神々が出現する場面から日本書記も始まります。 ...

古事記を読む

序文|太安万侶奏上文

2021/6/21  

序文  日本書紀とは異なり、古事記には元明天皇に献上した時に編纂者である太安万侶が古事記の目的などを記した「序文」が記されています。また、この序文により、古事記は和銅五年(712年)に完成した書である ...

古事記を読む

伊邪那岐・伊邪那美|日本列島を生む

2021/6/23  

日本列島を生む  前回は、「水蛭子」や「淡島」が生まれてしまった伊邪那岐と伊邪那美は、天津神に相談するために高天原に向かうと、「女から声をかけたのがまずかった。と占いで出たので、そこからやり直しなさい ...

神々の伝承

神産巣日神(かみむすひのかみ)

2021/6/18  

神産巣日神とは? 古事記では、天と地が分かれた時に、天之御中主神あまのみなかぬしのかみ、高御産巣日神たかみむすひのかみについで出現した神であり、三柱の神の総称「造化三神」の一柱になります。 『古事記』 ...

古事記を読む

伊邪那岐・伊邪那美|淤能碁呂嶋での聖婚

2021/11/9  

淤能碁呂嶋での聖婚 前回、まだどろどろだった国(地)を天布矛でかき混ぜて、垂れた雫が積み重なってできたのが「淤能碁呂嶋」であるという所まで紹介しましたが、今回は、伊邪那岐・伊邪那美がこの淤能碁呂嶋に降 ...

神々の伝承

高御産巣日神(たかみむすひのかみ)

2021/6/18  

高御産巣日神とは? 古事記では、天と地が分かれた時に、天之御中主神あまのみなかぬしのかみについで出現したか神であり、次に出現した神産巣日神かみむすひのかみの三柱の神の総称「造化三神」の一柱になります。 ...

神社を巡る

比蘇天神社(岡崎市宮地町北浦)延喜式内社「比蘇神社」論社

2021/7/16  

古事記で登場する別天津神である「高御産巣日神」を主祭神とする比蘇神社の紹介です。ここ比蘇神社は延喜式内社に比定されている古社になります。室町時代中期以降は比蘇神社が鎮座する和田荘周辺は松平家・徳川家の家臣であった大久保一族が治めていた場所であり、大久保忠世や大久保彦左衛門など歴史の中で名前を聞く武将達も参拝していたのかも?