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伊賀留我神社(三重県四日市市茂福甲)延喜式内社(論社)

神社情報

神社名伊賀留我神社
鎮座地三重県四日市市茂福甲四八三番地
御祭神天大日霊売命
大年神
大山祇神
天武天皇
創 建不詳
社格等郷社
神名帳延喜式神名帳:伊勢国朝明郡 伊賀留我神社 
文化財
例大祭10月第三日曜日
境内社
URLhttp://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/%e4%bc%8a%e8%b3%80%e7%95%99%e6%88%91%e7%a5%9e%e7%a4%be-2/
御朱印
参拝日:2025-5-10

御由緒

創建は不詳。
社名の「伊賀留我」は村名だった「鵤村」が由来とされ、この地は往古は「鵤ノ御厨」と呼ばれており、聖徳太子の御料地であり、大和国の「斑鳩」との関係性があったのでは?という言い伝えも残っているようです。

寛永年中に村は南北に分かれ、北鵤村は桑名藩領となり、南鵤村は忍藩領となります。今回紹介している伊賀留我神社は北鵤村に鎮座し、俚俗斎宮大明神とも呼ばれ、南鵤村にも新たに伊賀留我神社斎宮大明神を新たに祀り、新舊二社が併立し、安永八年(1779年)には本社末社論争が巻き起こっています。

なぜ社名に斎宮が使われているのか

「斎宮」が使われている神社が鎮座している場所は十一代垂仁天皇の皇女「倭姫命」が天照大御神を祀るにふさわしい場所を求めて巡幸された時に各地に留まった時に天照大御神を祀る仮宮を建てたとされる事が多く「元伊勢」とも呼ばれています。

元伊勢についてはまとめた記事をアップしていますので是非参照してみてください。

そして、南鵤村だった羽津戊に鎮座する伊賀留我神社の由緒も参考にしてみると、伊賀留我神社が鎮座する場所は、倭姫命が天照大御神を奉斎して巡幸している時、桑名野代宮から鈴鹿忍山宮への移動の途中駐興された場所に額田部の子孫が祖神である天照大御神の荒御魂を祀った場所であるとしています。

この事から、「斎宮大明神」と称する事になったのだろうと思われます。

不詳創建
貞観三年(861年)六人部津根麻呂が社殿を新修
寛永年中鵤村が南北に二分され、境内地は北鵤村になる。
明治六年村社に列格
明治三十五年郷社に列格

御祭神

  • 天大日霊売命

配祀神

  • 大年神
  • 大山祇神
  • 天武天皇

延喜式神名帖(1300年程昔)に記載されている、富田地方では最も古く由緒ある神社である。
神鳳鈔には「延喜式朝明郡伊賀留我神社、神域三丁また斎宮大明神とも称す」と書かれでいる。
また、和名抄には「伊賀留我神社、天大日霊売命、斎宮、是れなり、この側に流れる川を呪志川(現在の十四川)という」と記している。
現在、鵤は南北に分かれ、双方に伊賀留我神社が存在している。桑名藩の記録によると、「寛永の頃(1624~1643)に分社した」とある。
神鳳鈔にしても、和名抄にしても、伊賀留我神社のことを斎宮と記している。斎宮は、伊勢神宮の斎宮であり、倭姫命を祭神としている事から、伊勢神宮との深い関わりを感じさせる。また、鵤の地名は大和斑鳩の地との関わりも伺う事がでさる。ここ鵤は聖徳太子の御料地であったという言い伝えもある。
伊賀留我神社は「いのこ神事」の名残りの大太鼓、大鉦が今に伝えられている。
富田地区文化財保存会

境内案内板より

参拝記

今回紹介する伊賀留我神社は東名阪道「四日市東インター」から真っ直ぐ四日市港に伸びる県道64号線のその名も「伊賀留我神社前交差点」の辻に参道入口を示す社号標が据えれているので非常にわかりやすいかと思います。

 延喜式内社を示す「延喜式内」と旧社格である「郷社」(戦後の国家神道解体の中で旧社格部分はコンクリートで埋められています。)が合わせて彫られた社号標になります。

 社号標部分から少し歩くと神明鳥居が据えられた境内入口があります。

 境内は入口部分から想像するより非常に開放的で広々とした境内となっています。境内の一部には遊具が置かれるなど子供たちの遊び場ともなっている感じです。

切妻瓦葺木造四本柱タイプの手水舎になります。各柱にはしっかりとした転びが付けられていてどっしりとした安心感を感じます。

 見上げるようなアングルですが明治期生れかと思われる狛犬一対です。

 こちらは祭式の際に修祓が行われる「祓所」になります。修祓の際は四方に竹を立て、そこに紙垂を取り付けた注連縄で囲んで結界を形成するはずです。

 切妻造瓦葺平入木造の庇が半間伸ばされて拝所になっている拝殿を有する社殿になります。この様式の拝殿は以前紹介した「耳常神社」や「長倉神社」の拝殿と同一様式かと思います。

地図で鎮座地を確認

神社名伊賀留我神社
鎮座地三重県四日市市茂福甲四八三番地
最寄駅鉄 道:
バ ス:四日市市コミュニティーバス「スーパーサンシバス停」徒歩9分

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