
神社情報
| 神社名 | 布気皇舘太神社 |
| 鎮座地 | 三重県亀山市布気町一六六三番地 |
| 御祭神 | 天照大御神 豊受大神 伊吹戸主神 配祀神 宇迦之御魂神、火之迦具土神、大山津見神、大名牟遅命、菅原道真、火之夜芸速男神、木花佐久夜比売命、宇都志国玉神、天宇受売命、五男三女神、帶中日子命、広国押武金日命、建速須佐之男命、猿田彦神、品陀和気命、稲田比売命、高御産巣日神、手力雄命、彦狹知命、手置帆負命 |
| 創 建 | 不詳 |
| 社格等 | 村社 |
| 神名帳 | 延喜式神名帳 伊勢国鈴鹿郡 布気神社 延喜式神名帳 伊勢国鈴鹿郡 忍山神社 |
| 文化財 | ー |
| 例大祭 | 十月十五日 |
| 境内社 |
| URL | ー |
| 御朱印 | ー |
| 参拝日:2015-01-13 |
御由緒
創建年代は不詳。
式内社:布気神社の論社である「布気皇舘太神社」と比較的近い場所に鎮座している式内社:忍山神社の論社である「忍山神社」、そして後から説明しますが「皇館社」には複雑にからみあった関係となっていて、兵火などで古い資料などが消失してしまった事もあり由緒が一つではなく様々な伝承が入り乱れている感じになっています。このあたりは当サイト「忍山神社」の紹介記事の中でも紹介しているのですが、こちらでは布気神社に焦点をあててもう少し詳しく見ていこうと思います。
現在、布気皇舘太神社が鎮座する場所は「垂仁天皇十八年、川俣県造である大比古命が参上し倭姫命より「汝の国の名は?」と問われたので「味酒鈴鹿国、奈具波志忍山」と答えた。そして神宮を造営し倭姫命が行幸され天照大御神を奉斎された。また神田と神戸を献上された。」と倭姫命世記に記された「神戸」が住んだ神戸郷(野尻、落針、太岡寺、山下、木下、小野、鷲山の七ヶ村)に位置しているとされています。
そして、この神戸郷には「雄略天皇二十二年七月、豊受大神が丹波国から伊勢国に遷座されるときに鈴鹿郡で一宿した。」と止由気宮儀式帳などに記されているされる行宮跡があり、そこに皇館社が創建されたという。
一方、布気林と呼ばれる場所(現在の忍山神社の境内地)にはこの地に住む氏族が猿田彦命を祖神または守護神として奉斎したのが創始であるという「布気神社」が鎮座していたとされています。そして、布気林の北東に位置する場所にある愛宕山の南麓(現在の慈恩寺境内周辺)は倭姫命が天照大御神を奉斎した神宮跡(元伊勢)であるとし、この地に天照大御神を御祭神とする忍山神社が創建されたと伝えられている。
ここからがさらに伝承が絡み合っていき戦国時代になると、織田信長による伊勢侵攻において”忍山神社は”兵火によって社殿が消失してしまい白木村を経由して布気林に鎮座する布気神社の境内に仮宮を建てて遷座し、いつしか社名が入れ替わって忍山神社となり、布気神社は皇館社に遷座したと伝えており、”布気神社”の伝承では兵火により布気神社の社殿が消失し、皇館の杜に遷座したとしています。
さらに、江戸時代の後期に布気神社を探したがその名が見当たらなかった為、皇館社に合祀されたと判断し式内布気皇館大神社と改称したという説もあります。
こんな事から、式内社布気神社は現在の忍山神社に比定する説も根強いようです。
明治四十一年、近隣の神社を合祀。
| 八幡社 | 大字布気山之下 | 落合社 天満社 秋葉社 山神社(五坐) 冨士社 厳島社 愛宕社 |
| 宇気社 | 大字大岡寺 | 神明社 金刀比羅社 山神社(四坐) 冨士社 宇気比社 平家社 |
| 南宮大神社 | 大字木下下 | 大穴牟遅社 稲荷社 大峯社 金刀比羅社 冨士社 井栄社 津島社 愛宕社 山神社 |
| 廣高社 | 小野末広 | 山峯社 冨士社 神明社 八幡社 山神社 |
| 山下神社 | 山下沢 | 金刀比羅神社 冨士社 愛宕社 八幡社 山神社 |
参拝記
今回紹介する布気皇舘太神社は忍山神社から旧東海道を西に進んだ場所に鎮座しています。両神社は直線距離にして800mほどしか離れておらず徒歩で両神社を参拝するのも十分可能になっています。布気皇舘太神社から少し西に進むむと東名阪道の亀山インターチェンジがあり国道一号線と名阪国道が交差する名阪間の重要な交通拠点となっています。

旧東海道沿いに設けられた境内入口の石段になります。石段の両端に石灯籠が設けられていて非常に印象深い造りになっています。石段を登った先に石造神明鳥居と延喜式内が合わせて彫られた社号標が据えられています。

こちらは先に紹介した境内入口から真っ直ぐ伸びた先にある集落側の境内入口になります。こちらも参道の両端に石造燈籠が並んでいるのが特徴的ですね。

集落側から伸びる参道の先に神明鳥居の二の鳥居が据えられています。この造りを見る限り、集落側の参道が表側なのかもしれません。

木造切妻銅板葺四本柱タイプの手水舎になります。水盤の造りが独特ですね。

子乗り玉乗りの狛犬一対になります。全体の造形から大正期前後の生まれかと思うのですが・・・。あと、子供の頭に載せた手の感じと子供の表情から”げんこつ”しているっぽく見えますな。

入母屋造瓦葺平入の入母屋破風の向拝が設けられた拝殿になります。こちらの拝殿は基礎の感じから平成に造営された感じがします。

神明造の拝殿の脇に鎮座する境内社になります。こちらの境内社についてはまったく情報がないのでなんとも言えないのですが、合祀した神社の御祭神が祀られているのではないかと思うのですが。

その脇には「富士山大権現」と彫られた石塔が据えられていました。元々こちらにあったものなのか、合祀した神社から移設された物なのかは不明。
地図で鎮座地を確認
| 神社名 | 布気皇館大神社 |
| 鎮座地 | 三重県亀山市布気町一六六三番地 |
| 最寄駅 | 鉄 道: バ ス:亀山市コミュニティーバス「野尻バス停」徒歩4分 |
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