
神社情報
| 神社名 | 耳常神社 |
| 鎮座地 | 三重県四日市市下之宮町三一九番地 |
| 御祭神 | 神八井耳命 建御雷之男神 斎主神 天児屋根命 姫神 神沼河耳尊 大山祇命 |
| 創 建 | 不詳 |
| 社格等 | 村社 |
| 神名帳 | 延喜式神名帳 伊勢国朝明郡 耳常神社 |
| 文化財 | 三重県指定有形文化財:木造神像 男神女神坐像一軀 女神坐像一軀 神像二軀 |
| 例大祭 | 九月第二日曜日 |
| 境内社 | ー |
| URL | ー |
| 御朱印 | ー |
| 参拝日:2025-5-10 |
御由緒
創建は不詳となっています。
令和三年に三重県有形文化財に指定された耳常神社所有の「木造神像 男神女神坐像二軀 女神坐像一軀 神像二軀」のうち、男神女神坐像二軀と神像二軀は平安時代に作成された神像であると推測されており、この神像を所有する耳常神社もかなりの古社であると推測することができます。
御祭神である「神八井耳命」の後裔とされる船木氏がこの地に置いて祭式を司ってきたが寛永年中の頃に二家に分かれ、船木孫右衛門が広永の川嶋大明神を、船木吉兵衛が下之宮の春日大明神とそれぞれ奉斎し。その後どういった理由かは不明ですが両社の奉斎する神社が入れ替わり、孫右衛門は春日大明神の西脇に邸宅を構えた事から「西脇」と称するようになったと西脇家の古記に記されています。
- 川嶋大明神:延喜式内社 耳利神社
- 春日大明神:延喜式内社 耳常神社
であると「神社検禄」に記されています。
明治六年、村社に列格
明治四十一年、耳利神社を合祀
| 時代不詳 | 創建 |
| 寛永年中 | 神職であった船木氏が二家に分かれ「上之宮:広永の耳利神社」と「下之宮:耳常神社」をそれぞれ奉斎する事になる |
| 明治六年 | 村社に列格 |
| 明治四十一年 | 境内社の山神社(御祭神:大山祇神)と村社:耳利神社(御祭神:神沼河耳命、建御雷之男神、斎主神、天児屋根命、姫神)を合祀 |
創建年代は不明ですが、ご神体は平安時代の穏やかな造形が読み取れる木造男神坐像と、木造女神坐像の二体が祀られておりますとても古い神社です。
江戸時代「春日大明神」と称して奉祀されていました。
祭神、神八井耳命の後裔で、伊勢船木氏の子孫西脇氏が代々この神社の神主として守ってきました。
かつては、広永町にあった延喜式内社耳利神社(みみとし神社)祭神 神沼河耳命(かみぬなかわみみのみこと)を上社・上之宮と呼んだのに対して、この地にある耳常神社を下社・下之宮と呼んでいたのが地名の由来です。
明治41年(1908)、境内社山神 村社「耳利神社」を合祀。
尚、配祀、末社については石碑に刻まれています。境内掲示板より
延喜式内 耳常神社
神八井耳命:神武天皇第二皇子、武雷命、斎主命
相殿
天兒屋根命
姫大神延喜式内 耳利神社
神沼河耳命:神武天皇第三皇子
大年神:天照大神の弟神末社
大山祇命 天照大神の兄神境内石碑より
御祭神
- 神八井耳命
- 建御雷之男神
- 斎主神
- 天児屋根命
- 姫神
- 神沼河耳命
- 大山祇命
参拝記
「久留倍官衛遺跡」の東方に位置する住宅地の真ん中に鎮座しているのが今回紹介する「耳常神社」になります。これといった目印が周辺に見当たらない住宅地の真ん中に鎮座している為、地図を睨みながら向かう事になるかと思いますが、周辺に車を停めるスペースが皆無な為、車で向かう際は駐車場を確保する事が先決になるかと思います。

住宅地の真ん中に鎮座している神社なので境内は比較的コンパクトな感じなのですが、しっかりと鎮守の杜が生い茂っており周辺では重要な緑地となっています。
境内入口には、近代化改装された幟立石一対、石太鼓橋、一灯籠一対、石造神明鳥が据えられています。ステンレス製の幟ポールを設置する際に幟立石を再利用しているタイプになります。結構幟立石と鉄製幟ポールのコラボタイプは神社は自分が巡ってきた神社でも改装工事の際採用する神社が多い気がします。

延喜式内社である耳常神社と耳利神社が併記している社号標。このタイプの社号標は長倉神社でも見かけました。

旧社格である村社と延喜式内が合わせて彫られた社号標になります。

切妻瓦葺木造四本柱タイプの手水舎になります。柱間の上下に梁が設けられていてしっかりとした構造になっているかと思います。

子乗り・玉乗りの石造狛犬一対になります。こちらの神社の狛犬は「岡崎型」の様です。岡崎型の岡崎は愛知県岡崎市で発案された狛犬の姿だそうで、石工が盛んな岡崎市産の狛犬が全国に旅立っていった事からこの姿の狛犬が全国で見られるようになって「量産型」とも言われる程なんだとか。

木造切妻造瓦葺平入の拝殿を有する社殿になります。本殿は瑞垣に囲まれ覆殿の中に鎮座しています。ここ耳常神社の拝殿も向拝部分が半間分外壁が内側に入り込んだ造りになっています。この拝殿は三重県ではスタンダードなのかな。今後もこの様式の拝殿を見かける事が多ければ”三重式拝殿"と称してもいいかも?
地図で鎮座地を確認
| 神社名 | 耳常神社 |
| 鎮座地 | 三重県四日市市下之宮町三一九番地 |
| 最寄駅 | 鉄 道:三岐鉄道北勢線「大矢知駅」徒歩17分 バ ス: |
伊勢神宮、氏神の神社、そして皆様が崇敬している神社の御神札をご自宅にお祀りされていますか?
現在ではアパートなどの賃貸住宅でも気軽に御神札を祀る事ができる神棚が登場しています。今まで賃貸住宅で神棚が置けないと御神札をお祀りできなかった方も、こうした神棚をご用意されてお祀りされてみてはいかがでしょうか?