
神社情報
神社名 | 乎豆神社 |
鎮座地 | 浜松市浜名区細江町中川四六四一番地一号(GoogleMap) |
御祭神 | 天照大御神 豊受大神 天手力男命 𣑥幡千千姫命 瓊瓊杵尊 天児屋根命 天太玉命 |
創 建 | 不詳 |
社格等 | 郷社 |
神名帳 | 延喜式神名帳 遠江国引佐郡 乎豆神社 |
文化財 | ー |
例大祭 | 十月十六日(現在は、この日に一番近い日曜日か?) |
境内社 | 津島神社 若宮八幡神社 諏訪神社 熊野神社 稲荷神社 春日神社 |
URL | https://ozujinja.or.jp/ |
御朱印 | ー |
参拝日:2021-12-4 |
御由緒
乎豆神社の社殿は文化九年(1812年)六月五日の大洪水によって一の鳥居を残してすべて流出してしまったそうです。その為、現在ではそれ以前の歴史などはすべて不詳となっていますが、平安時代には現浜名湖周辺は伊勢神宮の御厨地だった様で、須倍神社と同様にこの地に神宮の御祭神を勧請した神明社として創建されたとしています。そして延長五年(927年)に完成した延喜式の神名帳に「乎豆神社」の名が載っている事から少なくとも平安時代には創建されている神社であると考えられています。
社領八町五反歩を有する神社であるとも伝えられ、江戸幕府より社領十五石の朱印地を与えられています。
明治六年に村社に列格し周辺の十一社を合祀。明治四十年に神饌幣帛料供進指定社となり、大正十一年に郷社に郷社に列格しています。
- 創建:不詳
- 延喜五年(928年):延喜式神名帳に社名記載
- 江戸時代:十五石の朱印地を拝領
- 文化九年(1812年):大洪水により社殿大半を流出
- 明治六年:村社に列格、十一社を合祀
- 明治四十年:神饌幣帛料供進指定社となる
- 大正十一年:郷社に列格
「三代格式」の中で唯一完全な状態で現存している「延喜式」の巻九・巻十は全国に鎮座する当時繁栄していたとされる神社を記載したという「神名帳」になっています。通称「延喜式神名帳」に記載されている神社を「式内社」と呼ぶのですが、今回紹介する「乎豆神社」は延喜式内社となっています。
御祭神
- 内宮:天照大御神
- 外宮:豊受大神
- 天手力男命
- 𣑥幡千千姫命
- 瓊瓊杵尊
- 天児屋根命
- 天太玉命
合祀社
八幡神社、諏訪神社、中ノ宮、津島神社、白羽神社、水神社、日吉神社、秋葉神社、山神社、天白神社、八幡神社
参拝記
「蜂前神社」を後にして再び国道362号線に戻って西を目指します。天竜浜名湖鉄道「岡地駅」近くにある静岡県立浜松みをつくし特別支援学校の敷地が見えてきたら手前の路地を右折すると今回参拝する「乎豆神社」の境内が見えてきます。公式HPを今回初めて見て知ったのですが、元々みをつくし特別支援学校の校舎が建っている場所・・・乎豆神社の南側に当たる部分は元々乎豆神社の境内地だったんですね。
境内入口

靖国鳥居が据えられた境内入口になります。
元々の境内入口は国道362号線に面して設けられていた様ですが、南側に県立の学校が造られた事で参道の向きを変えて東入りの境内に改められたようです。
手水舎

木造銅板葺の支柱が設けられた二本柱タイプの手水舎になります。支柱がしっかりと設けられているからか二本柱タイプの手水舎としてはかなり大型の屋根になっているのが特徴です。
社殿

入母屋造瓦葺平入の拝殿を有する社殿になります。

拝殿の後方には内宮である大きめの本殿と外宮である小さめの本殿が並んで鎮座しています。
境内社

基壇が設けられその上に六社の境内社の社が鎮座しています。境内社なのですが、静岡県神社志と式内社調査報告書にそれぞれ載っている社名と実際に鎮座している六社の社名がそれぞれ異なっていたりします。
鎮守の杜

乎豆神社を紹介している他のサイトを見ていると非常に木々が生い茂ったまさに鎮守の杜に囲まれた神社というイメージだったのですが、自分が参拝した時は非常に開放的な境内となっていて、社殿周辺は切株があちこちにある状態でした。近々造営工事でもするのかな?と思っていたのですが、どうやら川鵜の糞害によって木々が立ち枯れしてしまい倒木防止の為に切り倒した結果だったようです。都市開発が進み、木々が繁っている場所が減ってしまい、鳥たちが一ヶ所に集中して、鳴き声・糞害で生活環境が悪化するという事例が全国的に問題になっていたりしますが、川鵜という結構大きめな鳥が集中していまうと森が消失してしまうという脅威になるんだなと実感してしまいます。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 乎豆神社 |
鎮座地 | 浜松市浜名区細江町中川四六四一番地一号(GoogleMap) |
最寄駅 | 鉄道:天竜浜名湖鉄道「岡地駅」徒歩4分 |
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