
神社情報
神社名 | 六所神社 |
鎮座地 | 浜松市浜名区宮口一番地(GoogleMap) |
御祭神 | 底津海祇神 中津海祇神 上津海祇神 底津筒男命 中津筒男命 上津筒男命 |
創 建 | 不詳 |
社格等 | 郷社 |
神名帳 | 延喜式神名帳 遠江国麁玉郡 多賀神社論社 遠江国麁玉郡 長谷神社論社 遠江国麁玉郡 若倭神社論社 |
文化財 | |
例大祭 | 九月十六日 |
境内社 | 神明宮(御祭神:天照大御神) 春日神社(御祭神:不詳) 若宮八幡宮(御祭神:大雀命) 古池神社(御祭神:厳島姫命) 水神社(御祭神:水象女命) 秋葉神社(御祭神:加具土命) 大山祇神社(御祭神:大山祇命) 稲荷神社(御祭神:稲倉魂命) 池鯉鮒神社(御祭神:鵜葺草葺不合命) |
URL | ー |
御朱印 | ー |
参拝日:2032-12-4 |
御由緒
「三代格式」の中で唯一完全な状態で現存している「延喜式」の巻九・巻十は全国に鎮座する当時繁栄していたとされる神社を記載したという「神名帳」になっています。通称「延喜式神名帳」に記載されている神社を「式内社」と呼ぶのですが、今回紹介する「六所神社」は延喜式内社の論社となっています。
延喜式神名帳に記載されている「遠江国麁玉郡 多賀神社 長谷神社 若倭神社」の三社の論社となっている六所神社なんですが、創建は不詳ですがあるが千百年前からこの地に祀られており、御祭神は底津海祇神・中津海祇神・上津海祇神・底津筒男命・中津筒男命・上津筒男命であるとしています。
静岡県神社志を読む限り江戸時代以前の社歴についてはよくわかっていないとなっていますが、
- 明徳年間(1390年)に修造
- 元和三年(1617年)に修復
- 安永八年(1780年)に修復
棟札が残っている様で、少なくとも室町時代前期にはこの地に鎮座していた事がわかります。
遠江国式内社摘考とう書物に、「多賀神社長谷神社、若倭神社、右三社は、宮ロ村にある六所大明神に、右の三社を摂すといへる説あれど、其証を得ざれば信せられす。」と記載されている事から三社の延喜式内社の論社となっている様ですが、そのいずれも確証が低いとされている感じです。
社傳によれば式内麁玉郡多賀神社これなりと言う。元六所大明神と称し、慶安二年より社歴判然となる。除地五斗八升。明治六年六月郷社に列せられ、明治四十年九月十三日神饌幣帛料供進社に指定せらる。
「静岡県神社志」より
御祭神
六所神社の御祭神は伊邪那岐命が黄泉の国から逃げ帰ってきてから筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原にて禊を行った際に水の中で体を濯いだ時に化生した六柱の神々となっています。
- 底津海祇神
- 中津海祇神
- 上津海祇神
- 底津筒男命
- 中津筒男命
- 上津筒男命
参拝記
「高根神社」から国道362号線に戻ろうと思った時、明かに鎮守の杜なんじゃないか?と感じさせる木々の茂みが見えたのでそちらに車を向けると舗装された道路の両脇に灯籠が据えられている六所神社の参道が見えたので、急遽参拝する事に。後から由緒などを調べるとこちらも延喜式内社の論社という事でこういった何となくの勘も馬鹿にならないなと思ったり・・(大概は外れるんですけどね。)
境内入口

六所神社の境内は少し変わっていて、一般共用されている参道が境内の南側を東西に走っていて、その参道に沿うような形で境内が設けられている感じです。

参道に沿うような形で石灯籠、扁額が掲げられた石造靖国鳥居が据えられた境内入口になります。参道に沿って瑞垣などが設けられていない事があって非常に開放的な印象を受ける境内になります。
手水舎

木造銅板葺き四本柱タイプの手水舎になります。屋根部分が非常に軽い印象を受ける造りになります。
狛犬

昭和三十四年生まれの狛犬一対になります。徐々に装飾がゴテゴテし始めた頃のお姿になるかと思います。
社殿

切妻造瓦葺平入の高覧が設けられた濡れ縁のある拝殿を有する社殿になります。本殿部分は鞘堂で覆われています。その脇にある妻入りの建物は境内社の相殿の様です。
興覚寺後古墳

浜松市指定史跡となっている興覚寺後古墳が六所神社の参道脇にあります。
全長33mの前方後円墳で西向きに墳丘が設けられ、後円部分に横穴式石室があって、築造時期は六世紀前半ではないかと推定されているそうです。

ここの古墳も石室内に入ろうと思えば特に柵などが設けられていないので入る事できそうですが、暗所は怖いですので・・・絶対に入りたくないですね。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 六所神社 |
鎮座地 | 浜松市浜名区宮口一番地(GoogleMap) |
最寄駅 | 天竜浜名湖鉄道「宮口駅」徒歩9分 |
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