
神と兵器
本文
廿七年秋八月癸酉朔己卯 令祠官卜兵器爲神幣 吉之 故 弓矢及横刀納諸神之社 仍更定神地、神戸 以時祠之 蓋兵器祭神祇 始興於是時也 是歲 興屯倉于來目邑 屯倉 此云彌夜氣
- 祠官:古代の官職名でもあり、祭祀を司る職をさす。
まとめ
この時、神社に武具を奉納が始まり、神々と戦いが徐々に結びついていく切っ掛けとなった瞬間になります。それ以前からも戦勝祈願などで神々に供物をささげてきたと思いますが、より戦いに結び付く武具を奉納する事で、神々の名の下の戦いという新たな大義名分のもと、ヤマト朝廷の支配域が広がっていく事に繋がっていくのだろうと思います。
日本書紀を読んでいくにあったって、原文は漢文で書かれているので非常に読み込むのが困難なので、現代語訳されている本が一冊あると助かるかと思います。当サイトでは、戦前から日本書記の翻訳本として有名な岩波文庫の日本書記を非常に参考にさせて頂いています。
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