御陵情報
| 御陵名 | 平城坂上陵 |
| 被葬者 | 不詳 磐之媛命（宮内庁治定） |
| 古墳名 | ヒシアゲ古墳 |
| 所在地 | 奈良県奈良市佐紀町字ヒシゲ（Googlemap） |
| 陵 形 | 前方後円墳 |
| 規 模 | 全長219m、後円部124ｍ、前方部145ｍ |
| 築造期 | 5世紀中ー後半 |
| 御陵印 | ー |
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磐之媛命とは？
日本書紀には「磐之媛」、古事記には「古事記」と記される仁徳天皇皇后。武内宿祢の孫にあたり、皇族外から初めて皇后になる。皇子に履中天皇・住吉仲皇子・反正天皇・允恭天皇・酒人王。
武内宿祢━葛城襲津彦━磐之媛命 ┏履中天皇
┣━━╋住吉仲皇子
仁徳天皇 ┣反正天皇
┣允恭天皇
┗酒人王
| 皇后銘 | 磐之媛命 |
| 父 | 葛城襲津彦 |
| 母 | 不詳 |
| 誕生 | 不詳 |
| 崩御 | 仁徳天皇三十五年六月 |
| 皇子女 | 第十七代履中天皇 住吉仲皇子 第十八代反正天皇 第十九代允恭天皇 酒人王 |
参拝記
平城天皇陵の北東側に水が張っている周濠を有する前方後円墳が三基並んでいます。この三基の中で北側にある古墳が今回紹介する仁徳天皇の皇后であるとする磐之媛命の陵墓である「平城坂上陵」になります。
磐之媛陵の遥拝所に通じる参道が陵墓の西側から伸びています。このあたりも大規模な前方後円墳が密集います。
仁徳天皇陵は大阪府堺市にあり、御存じの通り世界でも有数の陵墓な訳ですが、その皇后の陵墓がかなり離れた奈良市の地に治定されているのは京都山城の筒城宮に移りその地で没したと伝えられているからなんでしょうかね。
遥拝所の造りが非常に特徴的で、二重周濠となっている外側の周濠を渡った先に遥拝所が設けられています。こういった造りの遥拝所は他にあるのかな？すべての御陵を巡っているわけではないので断定できませんが、兎に角非常に稀有な造りだとは思います。
遥拝所腰に陵墓を参拝します。
「仁徳天皇皇后磐之媛命平城阪上陵」と彫られた石碑が据えられています。
御陵を地図で確認
| 陵墓名 | 平城坂上陵 |
| 所在地 | 奈良県奈良市佐紀町字ヒシゲ（Googlemap） |
| 最寄駅 | 鉄 道： バ ス：奈良交通「法華寺北町バス停」徒歩１２分 |
