2021年12月の遠征編のお話
2021年12月、2年ほど世間を騒がせてきたコロナウィルス騒動も2021年11月下旬から新規感染者がかなり減ってマスクは手放せない状況は変わらないが、何となく世間全体が脱コロナを感じさせていた頃だったかと思います。(結局2022年に突入して第6波とも言われる急速な感染拡大フェーズに入ってしまう訳ですが・・・)今の内に今まで行けなかった愛知県外に遠征してみようと、以前より密かに計画していた静岡県の式内社参拝遠征を実行しました。
ただ、実行したのが12月初旬という事もあり、何となく紅葉シーズンに入った?って雰囲気が出始めた頃だったので、極力人込みは避けて参拝していく事を心がけて進めていきます。
三河から遠江を目指す。
三河国から遠江国を目指す場合、そのルートは大きく2つに分けられるかと思います。1つは、五街道の一つ東海道が通る塩見峠を抜けて新居関所を超えて浜松方面に抜けるルート。そしてもう一つは豊川市で東海道と分岐して本坂峠を抜けて三ケ日方面に抜けるルートになるかと思います。

今回は久々に愛知県外に遠征するという事もあり、まずは遠江国一宮である小國神社に参拝してから遠江を巡っていこうと考えていたので、Googlemapにてルート検索してみたら、一番遠回りなルートが一番早いとしています。さすが・・・国道23号線&浜名バイパスの威力はすごすぎです。上記地図の一番上のルートは長篠方面経由で新東名高速に沿って進んでいくルートのようですが、このルートは全く想定外だったな。
東海道ルートは豊川市から浜松まで高規格道路で敷設されていて信号がない為、非常に運転も楽な感じがします。普通で考えればこのルートになるんだろうなと思いながらも、今回選んだルートは姫街道経由のルートでした。一番所要時間がかかるぞとGooglemapが教えてくれているルートを選んだわけです。単純に途中紅葉を眺めながらドライブしようかなって思っただけだったんですが・・・。
行程ダイジェスト
遠江一宮「小國神社」

遠江一宮として知られている「小國神社」です。鎮座している場所は静岡県智郡森町一宮になります。公共交通機関は、天竜浜名湖鉄道一宮駅から1日、15日、日曜、祝祭日に運行されている小國神社行きのバスを使うと便利なのですが、バスの運休日は一宮駅から徒歩となってします。3.6km、約45分の道のりは少しきついかな。そうなると、小國神社へは車で参拝されるのが一番楽っぽいですね。神社側もかなり広い駐車場を用意しているのでこの辺りは意識しているかと思います。
小國神社の御祭神は
- 大己貴命
となっています。
大洞院「森の石松墓所」

幕末から明治時代の博徒である清水次郎長の子分として名が知られている「森の石松」の墓所が大洞院の門前に据えられています。博徒であったという理由で境内に墓所を設ける事が許されず、門前に据えられたとされています、が、墓が築かれたのは昭和十年であり、森の石松が無くなって70年以上経過してからになります。
なんだか森の石松の墓石には勝負運の御利益があるとかで削られてどんどん小さくなってしまい、現在の墓石は昭和五十四年に建てられた3代目になるそうです。
治郎柿原木

森町には治郎柿の原木が石碑が建てられ、まるで観光地の様に管理されています。こうした一つの種類の原木を見る機会ってそんなになかったりするんですよね。
愛知県と静岡県で治郎柿の8割が生産されていて、市町村別では豊橋市が最大の生産地なんだとか。そういえば豊橋周辺では治郎柿の無人販売所をあちこちで見かけた気がします。
清龍寺(松平信康墓所)

徳川家康の嫡子で織田信長より切腹の命を受けて、二俣城で生涯を終えた「松平信康」の霊廟として建立された浄土宗の信康山清龍寺になります。
この青龍寺の隣には旧二俣町役場だった建物を使っている「本田宗一郎ものづくり伝承館」があります。二俣はホンダの創業者本田宗一郎氏が生まれた場所のようですね。
犬くぐりの道

江戸時代、「気賀関所」が姫街道の関所として設けられたが、朝六時~夕六時までしか開いておらず、それ以外の時間は通行する事ができず、地元の農民たちは不便だったという。そこで犬くぐりという「犬が抜ける道」という抜け道がいわば黙認されていたそうです。
今回の旅の行程
この旅の少し前から違和感を感じていた自分の体がAZ-1の乗り降りを繰り返している内に訪れた体の変化が如実に感じられるようになったため、途中で予定していた場所を実は飛ばして帰宅する事になってしまいました。それでも何とか22ヵ所も回ってこれたのはよかったなと思うのですが、いまだに後遺症に悩まされています。それは一体なんでしょうか・・・。